客先 |
みつのくコカコーラボトリング株式会社 秋田工場 |
設置日 |
1984(昭和59)年11月9日 |
目的 |
炉筒煙管ボイラーのスケール付着防止及び防食 |
ボイラー仕様 |
IHI呉ボイラー 型式KMH-04型 伝熱面積22.83㎡ 煙管式2tボイラー |
説明 |
ポーラー設置前は清缶剤及び脱酸素剤を使用してスケール防止と腐食防止を計って参りました。
ポーラー型式:PI-25F(25A)3点セットを下図の様に設置し、2年間に渡る無注薬で使用期間中に定期的に缶内開放検査を行い、
その効果を以下の様に確認しました。 |
設置図 |
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配管仕様 |
配管本管サイズ:25A
ポ ン プ 容 量:4.5㎥/h
全 保 有 水:2.8㎥ |
給水流量:65L/min
給水流速:2.16m/sec
水槽容量:軟水タンク2㎥
ボイラー運転圧力:7~8kg/c㎡ |
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水処理剤使用状況:ポーラー取り付け前 ①リン酸系清缶剤使用 ②亜硫酸ナトリウム系脱酸素剤使用
事 故 状 況 :
メ ン テ 状 況 :缶底ブロー 5%~10%日 実施 |
(注)ボイラーのスケール及び錆対策にポーラーを使用する場合においては、必ず軟水器と併用し代理店と充分に連絡を
取り、取り付け位置及びポーラーサイズ(給水ポンプ能力に合わせる)の選定を行って下さい。 |
ポーラー設置1年後のボイラー開缶結果 |
缶内はポーラー処理効果による白色の軟らかいカルシウムの粉体結晶に薄く覆われ、これによりスケール防止剤としての清缶剤・防食剤としての脱酸剤の投入がないにも関わらず、スケールの付着が無く錆の発生も起こっていませんでした。
さらにパイプの上の白色粉体を手でこすり落としても、パイプ表面に錆の発生が無い事を確認しました。
また、年1回のジェット水による清掃により簡単にきれいにする事ができました。
従ってポーラーの効果は、きわめて効果的との客先の評価を得た次第です。 |
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写真1
ポーラー設置前は薬品使用の為、缶内には軟水器よりリークした白色のカルシウム系のスケールの付着及び腐食が多い。 |
(注)ポーラーは上記状態より高圧ジェット水による洗浄の後に設置されました。 |
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写真2 |
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