設置目的 |
(新設)冷温水の防食・防スケール・水質浄化効果 |
設置場所 |
株式会社九電工 福岡支店ビル殿の空調用冷温水配管 |
設置日 |
平成11(1999)年2月 |
ポーラー型式 |
PI-40F(3点セット)×2式 |
設置場所 |
空調用冷温水設備(2ヶ所:2基) |
設置方式 |
循環水量の5%以上を一部バック方式として設置 |
設置図 |
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件名:葛纉d工 新築工事 空調設備用 ポーラー磁気式水処理装置
型式:PI-40F (3点セット)×2式 (冷温水系2系統)
設置方式:一部バック方式
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写真 |
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写真@ 完成となった葛纉d工 福岡支店の新社屋
写真A 冷温水ライン用ポーラー水処理装置設置工事 型式:PI-40F(3点セット)×1式
写真B 冷温水ライン用ポーラー水処理装置設置工事 型式:PI-40F(3点セット)×1式 |
説明 |
以下の管内写真は平成16年12月22日福岡支店ビル地下機械室において葛纉d工福岡支店 空調管技術部のA課長により撮影されたものです。 |
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ポーラー設置後すでに5年近く経過し、新設冷温水管の効果確認のため、管内の内面調査を行ったが下の写真の様に白色(無機質)のきわめて薄く緻密で均一な防食皮膜の形成が確認されました。その皮膜の保護により内面での錆の発生は皆無でありましたのでポーラーの優れた防食効果が確認された次第であります。 |
空調暖房用循環水の水質分析表 (平成17年2月23日採水) |
分析項目 |
単位 |
補給水(上水) |
循環水 |
評価 |
pH |
― |
7.6 |
9.6 |
◎ |
カルシウム硬度 |
mg/L |
16 |
16 |
○ |
塩化物イオン |
mg/L |
11 |
12 |
○ |
硫酸イオン |
mg/L |
6.1 |
6.5 |
○ |
シリカ |
mg/L |
16 |
0.6 |
◎ |
鉄分 |
mg/L |
0.14 |
<0.03 |
◎ |
M−アルカリ |
mg/L |
31 |
39 |
○ |
電気伝導率 |
ms/m |
10 |
12 |
○ |
濁度 |
度 |
<1 |
<1 |
○ |
色度 |
度 |
3 |
2 |
◎ |
銅イオン |
mg/L |
― |
<0.01 |
◎ |
ランゲリア指数 |
(L.I) |
-1.6 |
+1.2 |
◎ |
リズナー安定指数 |
(S.I) |
10.8 |
7.2 |
◎ |
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水質分析見解書 |
1.補給水(上水)はミネラル成分(カルシウム・シリカ等)が非常に少なく、またpHより考察してきわめて激しい腐食性の水である事が水質分析より評価する時のランゲリア指数及びリズナー安定指数で判定されています。
2.循環水は冬季暖房用温水の採水の分析値ですが、まずpHが7.6より9.6に上昇(アルカリ化)と鉄分が1/5以下に低下、色度の低下は防食性の大きな証明になっており、それを裏付けるランゲリア指数が-1.6より+1.2に逆転し、リズナー安定指数が10.8より7.2に低下しており、理想値の6に近くなって防食性の高い水になっております。密閉系循環ラインにつき水の濃縮はほとんどなく、スケール化する心配はありませんが、シリカが16より0.6に低下しておりますので管内の防食皮膜形成に利用された為と考えられます。
3.銅イオンが0.01未満ですので熱交換部及びAHUの銅管部の腐食も皆無であると評価致します。 |
ポーラーの効果確認を新設時より5年後という長期試験結果は今までに少なく、また大手一流サブコン技術者の立会において行われた事例は珍しく貴重な資料であります。
当社はこの様な具体的効果に関する資料をご提供頂き、またホームページに掲載出来ます事を心よりお礼申し上げます。 |