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POLAR NEWS NO.35
≪ ボイラー水系 (食品業界) ≫

説明
平成12年12月24日に10m3の軟水タンクにポーラー型式:PI-65Fを独立循環方式にて設置して、無薬品にて約6ヶ月間運転の後、たまたま定期のボイラー内検査の立会のため開缶したので内部を写真に記録しました。
写真
写真@
写真A
1 NK株式会社 殿 (食品メーカー)
炉筒煙管10tonボイラーの開缶時
2 軟水タンク下部にポーラー型式:PI-65Fを独立循環方式にて設置(無薬品処理)
写真B
写真C
3 流量計65A (流量OK)
ポーラー処理流速の目盛チェック用
4 前方左側
写真D
写真E
5 前方右側
軟水器より若干リークしたカルシウムがポーラーの作用でスケール化せず薄い白色の防食皮膜を作成しています。
6 後方左側
缶内の乾燥に従い白色の防食皮膜の形成を確認。 
写真F
写真G
7 上部炉筒
缶内表面は黒味がかっており、マグネタイトの防食皮膜が形成されています。
8 前方左側 
スケールの付着なし。濃い茶色の管の表面はマグネタイトの防食皮膜の形成が確認された。
写真H
9 前方右側
スケール付着なし。濃い茶色の管の表面はマグネタイトの防食皮膜の形成が確認された。
ボイラー缶水分析内容
お客様名 ○○食品株式会社 取り扱い店:日本セルポ株式会社
ボイラー 10トンの炉筒煙管式(復水なし)
サンプル水 1.補給水  2.軟水  3.缶水   
使用原水 1.井水   2.上水  3.工水  4.その他  (軟水器使用・復水なし)   
ポーラー型式 PI-65F 設置方式 1.全量処理 2.独立循環方式(軟水タンク10m3)

項目  軟水 ボイラー缶水  
採水日    ポーラー ポーラー取付後   (取付日:平成12年12月24日)   
取付前  6ヶ月後 1年目 2年目 3年目  4年目
12.12.24 13.06.25 13.12.23 14.12.22 15.12.25 16.12.23
pH(25℃) 7.1 11.9 11.9 11.7 11.9 12.0
全硬度 r/L <0.5 <0.5 <0.5 <0.5 <0.5 <0.5
カルシウム硬度 r/L <0.5 <0.5 <0.5 <0.5 <0.5 <0.5
塩化物イオン r/L  24 390 250 180 240 190
硫酸イオン r/L  26  360 280 200 240 200
シリカ r/L 24 460 290 270 310 260
r/L  <0.05  0.27 0.69 0.40 0.23 0.16
M−アルカリ度
(酸消費量pH4.8)(軟水用)
r/L  59        
P−アルカリ度
(酸消費量pH8.3)(缶水用)
r/L 480 450 600 670 540
電気伝導率 ms/m 25 300 240 230 350 320
色度 40 60 64 29 28
濁度 <1 2 2 1.5 <0.1
P-比(Pアルカリ÷シリカ) 倍数   1.04 1.55 2.22 2.16 2.1

JIS水質基準   意見書及び報告

ポーラー型式:PI-65F×1台を10m3の軟水タンクに専用ポンプと共に循環方式にて設置し、4年間にわたる缶水分析結果は、上記の通りです。軟水のM−アルカリが30以上あるので、ポーラーとの相互作用(CO2の脱気作用)によりpHの上昇が良く、一切の清缶剤を利用せず、缶内はスケール付着も錆の発生も大変少なく、毎年の検査に合格しております。
ボイラマンの意見では大変容易に缶水管理ができて、経費もかからず採用効果は大変大きいということでした。
           
項目 軟水  ボイラー水 
pH  7.0〜9.0 11.0〜11.8
電気伝導率 20以下 450以下
Mアルカリ度   100〜800
Pアルカリ度    80〜600
全硬度 1.0以下  1.0以下
塩化物イオン   500以下
シリカ    350以下
    
亜硫酸イオン (脱酸剤) 10〜20
P-比(Pアルカリ÷シリカ)    1.7倍以上
注:(1)ポーラー設置時には、缶水pHを11.0〜11.8に保つ様ブロー管理を行う。
  (2)全蒸発残留物は、全溶解固形物(TDS)とも言う。(電気伝導率(ms/m)×7で代替しても良い。)
  (3)電気伝導率は導電率とも言い、10μs/p=1ms/mである。(新単位)
  (4)酸消費量(pH8.3)は、P−アルカリとも言う。(缶水用分析項目)
  (5)酸消費量(pH4.8)は、M−アルカリとも言う。(軟水・原水用分析項目)

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