写真1 |
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美容室は、たくさんのお湯を使用しています。
特にアイオワ州は硬水(カルシウムの多い水)地区なので、電気温水器の給湯水系にはスケールトラブルで常に酸性薬品での洗浄(酸洗い)の必要に迫られていました。 |
写真2 |
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1978年5月21日の電気温水器のヒーターには、左写真の様にスケールが付着していました。6ヶ月前に、この電気ヒーターは酸洗浄で綺麗にしたばかりです。短期間でタンク内とヒーターに厚いスケールが付着した為、300Lの容量のタンクが190Lしか沸かない程スケールが付着しました。排水口も閉塞気味でした。 |
写真3 |
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1978年5月21日
技術者であるロバートネプチューン氏は、この美容院の水道給水管に接続口径3/4インチ(20A)の型式:PI-20CFのポーラーを全量処理で設置しました。
従ってこの美容院の水がすべてポーラー処理水となった訳です。 |
写真4 |
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ポーラー設置して24時間後には給湯蛇口より大変汚れたお湯が出てきて、何か強烈な事が起こったようです。
これはポーラーのスケールと錆・汚れ落としの効果によるものです。 |
写真5 |
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かなりのスケールや汚れが電気温水器の中にある事が考えられたので温水タンクのヒーター部を開けて水を一度にドッと流し出した所、大部分のスケールが外れて水流で押し出されてきました。 |
写真6 |
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給湯タンクの底にも古いスケールが落ちて推積していました。(手の上の白いものはカルシウムスケール(水垢)です。)
これ以降は毎月一回タンクの底より水抜き(ブローダウン)を行う事にしました。 |
写真7 |
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3ヶ月後になるとスケールはだいぶ落ちて水でフラッシングしたあとは、タンク内部とヒーターにはわずかにスケールがまだ残っていました。(写真参照)
しかし水は大変きれいになり給湯水としては、問題はありませんでした。 |
写真8 |
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6ヶ月後(1978年11月)のブローダウン(排水)の写真です。
ポーラー技術者のハロルド氏がシステム全体を検査しました。タンク内の水はクリスタル(透明)な色になっていました。
水は大変きれいに浄化されていました。 |
写真9 (トイレのタンクの写真) |
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電気ヒーターの表面は白色のやわらかい厚いフィルム(防食皮膜)があるのみです。タンク内側面及び底部もきれいになり、壁面が大変スムーズになりました。
ハロルド氏は更に風呂のシャワー・キッチンの皿洗機やトイレを検査いたしました。
その結果以前は大変汚れていたこれ等の所のスケール(水垢)が取れ、きれいになっていたのでお客様は驚いておられました。 |
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≪シーダーホールズ地区での試験結果≫ |
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写真10 |
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この新しいアパート郡には、同一のヒーター付電気温水器がありましたので各戸の給水管にポーラー型式:PD-15(20A)を設置して6ヶ月後に効果確認の比較を行いました。 |
写真11 |
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上面のヒーターはポーラーコンパクト-1(PD-15)を給水管設置した方です。【ポーラー処理側)ヒーター表面は白色パウダー状のものが薄くついているのみで厚くスケール付着とはなりませんでした。
一方下側のヒーターには硬いスケールが付着しましたので熱効率が著しく低下し、お湯が充分に沸かなくなりました。 |
下側のヒーターはポーラーを取り付けなかった方のものです。
写真で見られます様に硬いスケールが付着しています。 |
同地区での給水は9ヶ所の深井戸よりの水で水質の平均値は以下の様です。 |
pH |
7.6 |
全硬度(Ca+Mg) |
234r/L |
評価:
ランゲリア指数(L.I)
+1.1(スケール付着大) |
TDS(全溶解固形物) |
291mg/L |
Ca(カルシウム) |
155.3mg/L |
SiO2(シリカ) |
14.7mg/L |
SO4(硫酸イオン) |
35.2mg/L |
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HCO3-(酸消費量pH4.8) |
235mg/L |
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この様な結果は、ポーラーで時々起ります。しかしスケールは何時もこの様に数日で溶出するとは限りません。
数ヶ月も要する事もあります。 |