ユーザー名 |
界D工業 (アルミダイカストメーカー 静岡県) |
設置機種 |
英国製電磁式水処理装置 ”アクアクリア” 型式:P60×1式 |
使用期間 |
平成23年7月14日〜平成23年11月21日の4ヶ月間 |
使用目的 |
井水のシリカが48r/Lと高く、スケール化すると大変硬いスケールとなり、生産効率の著しい低下が起こり、
不良品が発生防止をするために設置した。 |
使用設備 |
アルミダイカストマシーン×5基とオイルクーラー |
1.全体図 |
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アルミダイカストマシーン×5基 |
型式:P60を50A管上に設置 |
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2.効果確認方法 |
(1)ジェットクーラーパイプのスケール付着状況を定期的に確認する。最大95540ショット(処理)
22800ショット(処理) |
42660ショット(処理) |
86780ショット(処理) |
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33500ショット(無処理) |
28600ショット無処理) |
評価 |
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処理前のジェットクーラーパイプは,
約25000〜35000ショットで取り換えていたが、処理後は90000〜95000ショットまで延長できたので、効率向上に大きく貢献している。 |
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(2)金型冷却水の排水パイプのスケール落ち具合の変化 |
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3.スケールの沈殿について |
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≪設置前≫
アクアクリア設置日の平成23年7月14日に撮影。
水槽内にはスケールの沈殿物はなく、水槽の発生により水槽全体が緑色に見える。 |
≪設置5ヶ月後≫
12月16日に撮影。水槽内に機器に付着する筈であったスケールが沈殿を起こしている事が確認できる。また藻の発生もなく綺麗な状態を保っている。(沈殿物の拡大写真) |
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4.アクアクリアの水槽防止に対する効果 |
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≪設置前≫
タワーの壁面及び充填剤に水藻発生 |
≪設置5ヶ月後≫
水藻は死滅して黒色化して、一部剥離している。 |
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5.アクアクリア設置前と設置後でジェットクーラーパイプの交換頻度を比較する。 |
無処理A〜Eの実績ベースで、平均33500ショットでパイプ交換となっていたが、アクアクリア処理側は95500ショットにてジェットクーラーパイプの交換をしました。上記よりアクアクリア処理により約3倍にジェットクーラーパイプの交換頻度が延長された。その結果、無処理に比べ、アクアクリア設置時の方がスケール詰まりによる不良品発生率が3分の1に下がる効果となり、品質にも安定した。 |
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今回のテスト結果より、熱負荷の大きいアルミダイカスト設備においてもランニングコストのかからないアクアクリアを利用することで、スケール抑制効果・水藻抑制効果を確認する事ができた。 |